2019年2月、パリで開催された日本酒のイベントに、curioswitchも携わらせていただきました。
Goûts et Sakésのポスター
ご存知の方も多いとは思いますが、「和食」が2013年に世界無形文化遺産へ登録されたことで、政府機関にとって日本食の発信は重要な取り組みに位置付けられています。
そうした中、2019年2月1日から日本とEUの間で経済連携協定(EPA)が発効し、日本からEUへと輸出される日本酒への関税が撤廃。
絶好の機会に、フランス人にもっと日本酒の世界を知ってもらおうと、JETROの中で日本産の農林水産物や食品の対外ブランディングを担う日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)が仕掛けた企画が「Goûts et Sakés」です。
イベント全体で、のべ500人以上が来場。
イベントの核となるシンポジウムでは、世界的に著名なソムリエ、バーテンダー、料理人、外交官といった方々が登壇し、日本酒の楽しみ方や日本以外の食文化の中で日本酒が活躍する可能性について意見が交わされました。
Goûts et Sakés 日本ソムリエ協会 田崎真也会長(写真左から二番目)による解説
さらに、シンポジウムと併せて試飲会を開催。日本酒ベースのカクテルや日本酒と、フランス料理との斬新なマリアージュには、大勢の来場者から驚きの声が。
Goûts et Sakés マリアージュ体験会の様子
実は、これらのイベントはcurioswitchが運営をサポートしています。
シンポジウムの会場手配、日本酒とフランス料理とのマリアージュ企画、シンポジウム招待状の制作から観客動員、WEB制作やPR、シンポジウム登壇などなど。日仏社内外メンバーが数ヶ月かけ、連携しながら、クライアントの課題解決に臨みました。
Goûts et Sakés モデレーターを務める近衞忠大(写真右), フランスにおける日本酒第一人者シルバン・ユエ氏(写真中央), 世界No.1バーテンダーの後閑信吾氏(写真左)
また、curioswitch Creative Director近衞忠大はノベルティのデザインも担当。
Goûts et Sakésで配布された近衞デザインの盃。
日本の伝統的な漆塗りに描かれた、手書きの円。
三三九度からインスパイアされた3つの円は、盃が結ぶ「縁」を表現する意匠です。
山田平安堂様の漆器がベースになっています。
このノベリティーは関係者から評判で、curioswitchとしても、Goûts et Sakésのソリューションに日本の伝統的な価値で華を添えることができ、安堵しました。
ご来場頂いた全てのお客様、クライアントならびに関係者の皆様に、改めて感謝申し上げます。
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