curioswitchが企画制作し、名古屋観光コンベンションビューローと徳川美術館の三者からなる実行委員会で昨年2月に開催した「TOKUGAWA NIGHT MUSEUM」(会場:徳川美術館)が、米国時間2022年2月15日に発表された「アンセム賞(英:Anthem Awards)」(主催:米国・国際デジタル芸術科学アカデミー、以下IADAS)で、Education, Art, & Culture Event部門のブロンズを受賞いたしました。
アンセム賞(英:Anthem Awards)は、インターネット界のアカデミー賞と称される「ウェビー賞(英:The Webby Awards)」(主催:IADAS)からスピンオフして2021年に生まれた新しいアワードです。
アンセム賞誕生のきっかけは、音楽プロデューサーやファッションデザイナーとして著名なファレル・ウィリアムスでした。
人種差別撲滅や教育の平等を目指す「NPO YELLOW」や、黒人等マイノリティーの起業家を経済的に支援する「Black Ambition」と言ったファレルの活動を、新時代の模範的なリーダーシップとしてIADASが高く評価し、2021年に開催された「第26回ウェビー賞」の中で、ウェビー初の試みとなる「ウェビー・アンセム賞」がファレルに授与されました。そして、社会変革の声を起こす世界中のムーブメントをさらに称えるべく、ウェビー賞から独立して、この度「アンセム賞」が開催されることになったのです。
ウェビー賞やアンセム賞を主催するIADASは、インターネットの創造的・技術的・専門的な進歩と、インタラクティブで新しいメディアの進化をサポートする国際組織で、1998年にニューヨークで設立されました。
初めての単独開催となった「第1回アンセム賞」には、世界36か国からオンライン/オフラインを問わない2,500件近くの応募が集まり、IADASに所属する研究者、クリエイター、メディアなど約2,000人が審査。
本年2月15日のWinners発表では、黒人差別抗議やメンタルヘルスなどで社会的に大きな影響を与え続けるテニスプレイヤー大坂なおみさんがアンセム・アスリートオブザイヤーを、危機に対する社会の反応を風刺したNetflix映画「Don’t Look Up」のアダム・マッケイ監督がアンセム・エンターテイナーオブザイヤーを受賞。
そのほかにも、実写版映画「ライオンキング」に合わせてウォルト・ディズニーが実施したライオンの生態系保全キャンペーン「The Lion King Protect the Pride Campaign」(シルヴァー&ブロンズ)、スポーツブランドNIKEによる子供の運動促進プログラム「Made to Play」(シルヴァー)、ニューヨーク市青少年コミュニティ開発局が2009年から続けている、若者のダンス&ステップチームが集まりコミュニティで取り上げたい目的を語り合いながら行うダンスコンテスト「StepIt Up NYC」(ゴールド)などが受賞しました。
今回、Education, Art, & Culture Event部門でブロンズを受賞した「TOKUGAWA NIGHT MUSEUM」は、「もしも雛人形が展示ケースから飛び出してきたら?」をコンセプトに、文化庁ナイトタイムエコノミー推進事業として、徳川美術館(所在:名古屋市東区徳川町1017)で2021年2月に開催された、3日間限定のインスタレーション・アートです。 伝統的な美術館の新たな楽しみ方の提案として、名古屋を代表するユニークベニュー徳川美術館をフル活用した体験型のアート・プログラムをcurioswitchが企画・制作。緊急事態宣言下に万全の感染症対策で臨み、徳川美術館史上初となる展示室内及び中庭での夜間パフォーマンスを来場のお客様に楽しんで頂くことができました。 コロナ禍で開催した「TOKUGAWA NIGHT MUSEUM」がこのような形で海外の錚々たる審査員の方々にご評価いただけたことを、大変嬉しく思います。
この機会にぜひ、アンセム・ブロンズを受賞した「TOKUGAWA NIGHT MUSEUM」の記録動画をご高覧頂けたら幸いです。
※「TOKUGAWA NIGHT MUSEUM」のブロンズ受賞については、アンセム賞公式サイトでもご確認いただけます。
末筆となりましたが、文化庁様をはじめ、名古屋観光コンベンションビューロー様、徳川美術館様、関わってくださった全ての皆様より多大なるご協力を賜りましたこと、ここに重ね重ね御礼申し上げます。
curioswitchは今後とも、世界に少しでもポジティブな変化をもたらせることを目標に、100年後、1000年後に残る価値を、好奇心をくすぐるクリエイティブで創り上げていきたいと思います。
【イベント概要】
■イベント名:TOKUGAWA NIGHT MUSEUM
■制作:株式会社curioswitch
■URL: Facebook Tokugawa Night Museum
Instagram @TOKUGAWANIGHTMUSEUM
■内容:「もしも雛人形が展示ケースから飛び出してきたら?」をコンセプトに、装束姿でのガイドツアー、能楽師による桃の節句にちなんだ「西王母」の仕舞や、新陰流剣士による抜刀、十二単姿の披露などを英語にて実施。ひな祭りに合わせた特別なフィンガーフードの提供やぼんぼりの提灯など、来場者を異世界へ誘うようなコンテンツに仕上げました。
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